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橋の尾 1 携帯でかいてるから携帯小説

02 23, 2011 | 雑記

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もこもことした白が河となって道を横切った。
純白ではない、泥のついた羊達の群れだ。泥とはなんと古くさい言葉だろうか。口にしたことなど殆どない、昔の小説かアニメか、昨日まではほとんど空想のものだった。
故郷の薄汚れた雪を思い出した。
あれは泥ゆえの色ではない。
絶え間なく、子供たちがよく恨めしげな目で見上げた、あの四本の煙突から出る排煙や各家庭についた古ぼけた発電機から漏れる黒々としたもののいろだった。
僕らはマスクをした生活を強いられていた。僕らによって強いられていた。
民主主義的に決定されたのだ。
遠い東にエデンが、他でもない人間の手によって再建された。それは外側の犠牲のうえに成立した。皆そんなことはわかっていたのだ。
なのに、選んだ。
すっかり自分たちはエデンに住めるものだと思い込んでいたのだ。
冷静に考えればわかることなのだ。この小さな楽園にどのくらいの人間が、物理的に許容可能なのか。
彼らは希望を求めたのだろう。
愚かだ。

ともかく、いま僕はエデンにいる。
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