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しらぬしらず

06 05, 2010 | 雑記

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あたまにくる。

昨日は久しぶりに街へ出た。
札幌駅の三省堂へ行こうと思っていた。三省堂は6階にある。もとはその場所には旭屋書店が入っていたのだが、いつの間にか(僕がまだ高校に在籍していたころのことではあったはずだが)三省堂に変わっていた。
僕は旭屋のときのほうが好きだった。ビルの外に出れば紀伊国屋があるのだけれど、あそこは書籍の検索システムがろくなものじゃないから買う本が決まっているときは三省堂で買う。
三省堂を正面に向かえて、両脇を靴屋となんだかよくわからないテナントに挟まれたところで思わぬカップルに出くわした。一人は中学の同級生の松田。それなりに仲はよかったが最近はあまり連絡はとっていなかった。そしてもう片方は幼馴染の洋子だった。洋子とは今でもたまに連絡があった。
なぜ、この二人なんだ。仲良く手なんか繋いでやがる。
僕は何度か転校しているから洋子と一緒だったのは小学校の2年生までだし、松田とは中学の三年間。
僕の知らないところで、この二つの世界がこんな風に交わっていただなんて。
許せない。
抑えられない怒りがとめどなく湧き上がった。なぜ怒らねばならないのかは全然わからない。いや、わかる必要があるだろうか。感情に理由付けすることが一体どれほどの価値を持つというのだろう。
償わせなければならない。僕をこんなに怒らせたことに対して。

―――あれ、小川じゃないか

松田が声をかけてくる。
すると洋子が驚いたような顔をして、すぐ笑顔を作り

―――え、二人とも知り合い?

なんて憎らしい反応だろうか?
何か気の利いた皮肉でも言ってやろうとしたが、何も思いつかなかった。
あぁ、死んでしまえ。

適当に受け流して別れた。

広がる前に切り捨ててしまわなければ。
混ざってしまう。僕が、世界が。
気分が悪くなった。
三省堂には行かず、引きかえしてエスカレーターを下った。

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